『物件探さナイト』では、物件絞り込みの時に『人気エリア』を検索キーワードで設けています。今回、ナイト市場では有名なこれらの人気エリアにある神社仏閣にスポットを当ててみました。
銀座に詳しい人が知る神社
日本の中心の東京。そしてその東京でもトップクラスの高級繁華街と言えば「銀座」です。『物件探さナイト』では、ナイト店の『人気エリア』として選んでいますが、ファッション・ブランド・流行のキーワードでも世界基準で選ばれる街ですね。そんな銀座の思いもよらない場所に、老舗の神社があることをご存知ですか？わたしたちも物件取材中に、偶然見つけた次第でして・・・いやはやお恥ずかしいことです。この神社は、歌舞伎などの芸能関係者も多く訪れ、銀座に詳しい人だけが知る神社とのことです。
地元の方なら行き方は簡単だけど、普通は、歩行者には気づかれにくく、口で案内するのもちょっと難しいその神社は、銀座7丁目のすずらん通りに店を構える「やす幸」さんという飲食店に隣接しています。やす幸さんの店先に「豊岩稲荷神社(とよいわいなりじんじゃ)」と書かれた石柱が立っています。一度見ると覚えてしまうのですがネ。
ほんとにこの路地にあるの？
普通の路地裏らしきところを灯りを頼りに歩いていきますと左側に朱色の壁が登場してきまして、そして赤い灯りが見えてきます。・・・到着・・・
朱色の壁
豊岩稲荷神社が建てられた年月は未だ不明ですが、明智光秀の家臣安田作兵衛が、主家の再建を願ってこの地で神様を祀ったことが始まりと言われています。もとは一般的な神社の形態だったそうですが、ビル建設の影響で、現在のような姿になってしまったとか。宇気母智神(うけもちのみこと)と呼ばれる神様を祀る豊岩稲荷神社は「縁結び」と「火防」の御利益があると信じられています。また、著名な歌舞伎役者が、この神社を度々訪れて興行の無事を祈願したことで脚光を浴び、現在も多くの歌舞伎役者や芸能関係者が頻繁に足を運んでいるそうです。
お稲荷様
｢稲荷｣神社と言えば深紅の鳥居ですが、こちらの神社には場所の関係かわかりませんが、鳥居はありません。その代わり壁が深紅に塗られていて、狛犬ならぬ狐様が神さまに代わりこちらを見つめています。キツネの形をした２体の石像、しめなわ、小さいさいせんばこなど、神社を象徴する道具はきちんと揃っています。
防災と縁結びとパワースポット
今では大きなビルが立ち並ぶ銀座の街を、400年以上前から見守ってきた豊岩稲荷神社。立派な神殿をもつ他の神社に比べると、規模は明らかに小さいものの、その立地や情緒あふれる佇まいには「独特の個性」と「歴史の重み」が感じられます。「防災」と「良縁」と「パワースポット」。そして、密かに信仰を集める場所、豊岩稲荷神社。皆さんも、銀座にお越しの際は、ぜひ、参拝してみてはいかがですか。
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