『物件探さナイト』では、物件絞り込みの時に『人気エリア』を検索キーワードで設けています。今回、ナイト市場では有名なこれらの人気エリアにある神社仏閣にスポットを当ててみました。
政治の中心地にある神社
どちらかと言えば、場所は永田町にありますが、今回は、日枝神社をピックアップしました。
ここは、国会議事堂など政治の中心と言える永田町に位置する由緒ある神社です。江戸三大祭の一つ、山王祭がおこなわれることでも有名で、溜池山王駅の駅名にも取り入れられています。もともとは政財界の方やビジネスマンの参拝客が多いのですが、最近は縁結びのパワースポットということで女性の参拝客も多いようです。
重厚な鳥居とエスカレーター
溜池山王駅から歩いていくと石段の階段があり正面の山王鳥居が見えてきます。こちらが表参道です。正式にはこちらから参拝するほうが良いとのことです。また、赤坂見附駅から歩いていくと重厚な山王鳥居とはアンマッチの近代的なエスカレーターがあり、少し楽をして上ることが出来ます。こちらは裏参道と言われています。日枝神社は“山王さま”と親しまれていますが、それはご祭神が大山咋神(おおやまくいのかみ)であることによります。大山咋神は山・水をつかさどる神様。万物の成長発展や殖産の隆昌を守護するなど広大なご神徳があり、このことから“山王”と称されているというわけです。
神門
境内ご案内図で全体の位置関係を頭に入れてください。まずは、手水舎で清めてお参りしましょう。
本殿
ご祭神は大山咋神のほか、国常立神(くにのとこたちのかみ)、伊弉冉神(いざなみのかみ)、足仲彦尊(たらしなかつひこのみこと)もお祀りされています。国常立神は「日本書紀」では1番最初に現れた神様とされ、日本の神々の最高位のグループに属している神さまです。“国土形成の神”としても知られています。拝殿(本殿)の両サイドには、夫婦の猿神様がお祀りされています。向かって右側が夫猿で、左が子猿を抱いた妻猿です。妻猿をなでると「運気がアップする」という言い伝えがあります。また、猿は『猿(えん)』とも読むことから、良縁・縁結びのご利益があると言われています。
神門に掲げられた「日枝神社」の額の裏側に、「皇城之鎮」と書かれた額が掲げられています!日枝神社は、皇居(江戸城)の裏鬼門を守る神社としても知られています。江戸城を鎮守している証ということですね。
稲荷参道
京都の伏見稲荷を彷彿させる見事な千本鳥居。東京ではこのような鮮やかな鳥居は2ヶ所でしか見れないようです。
山王祭
冒頭にも述べましたが、例年6月に行われる“山王祭”は、日本三大祭りの一つとして知られています(隔年開催)。日枝神社を起点に、東京都心を300mの祭列行列が続くそうです。徳川時代から続く伝統行事です。都心にある荘厳な神社ににみなさんもぶらりと立ち寄ってみてはいかがでしょうか。